ぶせつさん

昨年の10月、87歳の母親の一週間の短期入所で利用しました。 母親は腰痛(要支援2)のため歩行器を利用して生活をしており施設においても特段の配慮をお願いしていました。 入所中は特に不自由なく過ごしましたが、退所日、母親が玄関先に移動した際、靴に履き替えるため職員が椅子を用意しました。しかしその椅子は履き替えのために急遽用意された不安定なパイプ椅子でした。母親は着座するため、歩行器から手を放し椅子に手をかけたところ椅子が倒れ床に転倒してしまいました。職員の付き添いはありましたが、職員は母が着座する際の介助を行いませんでした。私は母を迎えにロックされた玄関ドアの外で待機していました。整形外科を受診すると全治2か月の腰骨の骨折でした。 その後施設側と話し合いや文書でのやり取りを三ヵ月間行いました。施設側からすれば、職員は玄関ドアを解除するために母親から「一時的に」「目を離した」が声掛けはしており、母親の「ふらつき」、「バランスを崩」したことによる「怪我」であるとの認識でした。そのため「お見舞金」として「10万円」を支払いたいというだけで、「事故」としての責任は一貫して認めることはなく、謝罪の言葉もありませんでした。 母親は施設側の対応に納得できず見舞金を受け取ることはありませんでしたので、骨折の治療費用の負担も余儀なくされました。 その後家庭の事情もあり、現在は老人保健施設に入所して生活しています。母親は現在も腰痛に悩んでいます。 「Panasonic」という看板でこの施設を選んだことに今でも後悔しています。