介護保険制度で連携の要と言われるケアマネジャーですが、ケアマネジャーは利用者のケアプランを作成するためにいくつかの書類を作らなければいけません。そのうちのひとつがアセスメントシートと呼ばれるもので、利用者の状態や生活環境に関する情報を落とし込んだ書類のことを言います。
これはケアマネジャーの仕事の一部で課題分析と言われますが、ただ書けばいいわけではなく、23項目の標準項目を網羅しなければいけません。
これまでどちらかというとぼんやりしていた課題分析標準項目ですが、どんな情報をアセスメントシートに書き残すべきか、具体的な内容が細かく示されました。ただ、今回示された課題分析の内容を全てアセスメントシートの中に落とし込むことは膨大な作業になります。業務負担が多くなるのではないか、行政の指導監査でターゲットにされるのではないかという不安の声も聞かれます。
介護事業所間の情報連携システムLIFEにこういった情報も取り込むことで情報共有できることを考えている可能性はありそうですね。ただ、課題があってもそれを改善できる資源・マンパワーの不測の方が深刻に感じます。
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